現代には様々なハラスメントが定義されていますが、企業で主に問題になるのは
- セクシャルハラスメント(セクハラ)
- パワーハラスメント(パワハラ)
の二つです。
何がハラスメントを引き起こすのか?
重要なのは、ハラスメントが発生し問題となったときに
「ハラスメントが悪いことだと思っていなかった・知らなかった」
と言う当事者はいないということです。
ハラスメントの当事者(加害者)が口にするのは概ね二点です。
- 「セクハラ・パワハラだと思っていなかった」
- 相手が嫌がっていると思っていなかった
つまり、加害者の「誤った自信」がセクハラ・パワハラに繋がるのです。
- ハラスメントは悪いことだが、自分と相手には信頼関係が構築されていると思っていた
- 自分ならこれぐらいしてもいいと思っていた
という深層心理がハラスメントを発生させます。
加害者もセクハラ・パワハラは悪いことだと認識している。
その上で「自分がやっていることはハラスメントではない」と思い込むため、ハラスメントの抑止が難しいのです。
また「ハラスメントを起こしやすい思考体系の人」と「ハラスメントを起こしにくい思考体系の人」は厳然として分かれています。
本当に効果のあるハラスメント研修とは?
わたしたちの実施するハラスメント研修は、他社のハラスメント研修と異なり
「何がハラスメントに当たるか」
ではなく
「どういう考え方・どういう人がハラスメントを引き起こすか」
にフォーカスしたものです。
まずは研修の受講者全員に簡単なテストを受験していただきます。
このテストによって経営者・管理部門の方は、従業員ごとに
「この人はもともとハラスメントを発生させる可能性が高いかどうか」
「ハラスメントを発生させる可能性が高い場合、どうすればいいのか」
を把握することができます。
中小企業において、ハラスメント研修で実施すべき項目は二点だけです。
- セクハラ研修
- パワハラ研修
確かにマタハラやモラハラなど様々なハラスメントがあります。
ですが、重要なのは
「ハラスメントを起こす思考パターンかどうか」
だけです。
端的に言えば、パワハラをする人はセクハラもする可能性が高く、セクハラをする人はモラハラやマタハラなどほかのハラスメントもする可能性が高いのです。
それが性的なハラスメント(セクハラ・マタハラなど)になるか、自己の倫理観によるハラスメント(パワハラ・モラハラなど)になるかという違いです。
わたしたちのハラスメント研修では、ハラスメントの類型を伝えることではなく、ハラスメントを行う人の思考パターンを改善することを目的としています。
ハラスメントは、企業にとっても、被害者にとってもマイナスになるだけでなく、周囲や加害者にとっても甚大な被害を及ぼします。
ハラスメントが発生する前に、ぜひ一度ハラスメント研修を実施しましょう。