大卒採用とナビサイト
大卒採用をしている企業で、ナビサイトを使っていない企業は少ないでしょう。
どのナビサイトをどこまで使用するかは別として、ナビサイトの利用は選択肢の一つではなく、当たり前となっています。
コロナの影響で、2023年度採用では思ったような結果が出なかった企業が一定数見られました。
それでも中小企業にとって
「インターンやダイレクトリクルーティングで入社するほど意識が高くない、【普通】の学生」
を採用ターゲットとするにはま、だまだナビサイトのお世話になることが多そうです。
とはいえ、コロナを経て、学生たちのナビサイトの使い方も数年前とは変わってきています。
採用のトレンドは、以前よりもずっと変化のスパンが短くなってきました。
「ナビサイトの構成は去年と同じで、データを最新版に変えるだけ」では、採用ターゲットの学生が集められない。
確実にそんな時代になっています。
中小企業はナビサイトを作り直すのが難しい
では、採用ターゲットに合わせて、毎年どこまでナビサイトを作り直せば良いのでしょうか。
新卒採用の専門チームがある大企業であればまだしも、採用担当者が1人いるかいないかの100名〜150名規模の企業では、ナビサイト作りに毎年大きな時間をかけるのは難しいでしょう。
さらには企業規模が30名〜50名程度の企業は、数名程度の総務部員が兼務して採用をしていたり、社長が自ら採用活動を行ったりしていることが多いものです。
となるとナビサイトは導入時に営業担当さんに教えてもらった通りで、毎年焼き直しをするだけ、などということも珍しくありません。
とはいえお悩みの通り、それでは採用ターゲットの学生が集まらないのも事実。
「自社が望むレベルの人が集まらない」
どころではなく
「世間では内々定を出しているのにウチには全く応募者が来ない」
という声もよく耳にします。
採用ターゲットをきちんと設定して、ナビサイトを毎年作り直さなければいけない。
それはわかっている。
しかしそこに工数を割けない、ましてや毎年なんて…
そういった企業はどうすればいいのでしょうか?
一度だけ、採用ターゲットに合わせたナビサイトを構築する
答えは簡単。
一度だけでいいので、しっかり採用ターゲットを決めて、採用ターゲットに合ったナビサイトを構築するのです。
「採用ターゲットに合わせた構築? 難しそうだな」
そんなことはありません。
考え方は「お客さまにモノを売る」のと変わりません。
サイトの文言や写真を「自分たちの都合」で構築していないでしょうか?
- 一人称が「弊社」なのか「当社」なのか「私たち」なのか「僕たち」なのかはっきり決まっていない
- 数年前に撮った写真をずっと使っている
- ホスピタリティが高い子が欲しいのに、文言が「〜だ。」など、柔らかみがない
ほかにもまだまだありますが、これでは学生が見たときに
「どういう人を求めているのか」
が全くわかりません。
一度でいいのです。
自社の採用ターゲットを決め、その人たちが親しみを持ってくれそうなサイト構成にする。
それは「相手に合わせて売り方を変える」ということと同じです。
ぜひ一度、貴社の採用ターゲットをしっかりと絞り込んでみてください。